旅人さんクラファンってうまくいった話ばかり聞くけど、実際のところどうなんですか?失敗した話ってあまり出てこないですよね?



正直に話すと私は84%達成で目標未達でした…でも後悔したことも、やってよかったことも、両方ありますよ!



失敗の経験も話してくれるんですか!?ちょっと聞かせてください!
- クラウドファンディングを初めて挑戦しようと考えている方
- 発達障害・ADHD当事者で「自分にクラファンができるか」不安な方
- 失敗したクラファンの本音とリアルな学びを知りたい方
- All-in方式とAll-or-nothing方式の違いを知りたい方
2025年の10月、人生初のクラウドファンディングに挑戦しました。
目標は5万円で期間は20日間。「コーヒーのためだけに中東カタールへ行く」という、傍から見れば意味不明な企画でした。
結果は84%達成の4万2,000円、支援者7名。All-in方式だったので資金は受け取れたし、12月には実際にカタールへ飛べたし夢は叶えられたけど、自分の努力不足で目標には届きませんでした。
正直いって後悔もあります。でも、クラファンやってよかったとも心から思っているものもあります。今回はその両方を、それぞれ3選で紹介します!
クラウドファンディングで後悔したこと3選
①体調を崩して、ほぼ何もできなかった
クラファンを始めてすぐ、体調を崩してしまいました。
毎日SNSで発信して、支援をお願いして、プロジェクトを育てていく。そういうイメージで始めたのに、急に記事を書きたくてもキーボードを打つ手が止まってしまって動けなくなり、焦りやイライラ、うつ状態などが出ました。
積極的な宣伝ができたのは、20日間のうちほんの数日。それでも7人が支援してくれました。本当にありがたかったです。
でも同時に「ちゃんと動けていたら、どこまでいけたんだろう」という気持ちが今も残っています。
後述しますが、今思えばスケジュールにゆとりのない、ギリギリのスケジュールで動いていたのが原因でした。
発達障害では過集中やムリなスケジュールを詰め込んでしまい、体調を崩してしまうケースもあります。
「できると思っていたことが、急にできなくなる」という状態になってしまうのです。
今思えば、体調に合わせて計画的にやるべきでした。クラファンは「体調が良い日だけ全力で動く」のではなく、「体調が悪い日でも最低限動ける設計」が必要です。



発達障害がある方は特に、「自分が万全のとき」を前提に計画を立てがちです。でも実際は、体調が崩れることも計画のうちに入れる必要があります
②リターンに動画編集を入れたのは、完全に無謀だった
プロジェクトのリターンに「空間ビデオ」の撮影・編集を含めていました。
やってみてわかったのは、思っていたより何倍もきついということ。そして現地での撮影を忘れることが何度もありました。
「ここで撮ろう」と思っても、慣れない海外で余裕がなくなると、カメラを出すことすら頭から抜けていました。
リターンを設計するとき、「自分が体調万全で、余裕がある状態」を前提にしてしまっていました。でも現実の自分は、体調が不安定で、初めての中東に戸惑っていました。
リターンは「最悪の自分でも届けられるもの」にすべきでした。これは次にクラファンをやるときの、一番の教訓になりました。
③もっとゆとりを持って、早めに準備すればよかった
JALの国際線セールで12月中旬の航空券を安く押さえられたのは良かったです。ただ、その後が問題でした。
チケットを取ってからクラファンを「突発的に」立ち上げたのですが、準備に想像以上の時間がかかりました。
リサーチ、プロジェクト本文の作成、リターンの設計、告知の準備——やることが多く、気づけば開始できたのが10月に入ってからでした。
本当は30日間の期間を確保して、10月末日に終了させたかったのです。CAMPFIREのAll-in方式ではプロジェクト終了後に入金処理が走るため、10月末終了なら11月末には手元に資金が届く計算でした。
でも準備が間に合わず、実際には20日間しか取れませんでした。
入金が少し遅れてでも期間をしっかり確保すべきだった、ゆとりある期間で動けていたら、体調を崩すこともなかったかもしれないし、目標金額も届いたかもしれません。



準備期間は最低でも1〜2ヶ月を見ておくと安心です。特に発達障害の方は「思ったより時間がかかる」ことを前提に、ゆとりのあるスケジュールを組んでください
それでもクラファンをやってよかったこと3選
後悔はあります。でも、やらなければよかったとは一度も思っていません。
ここではそれでもクラファンをやってよかったこと3選を紹介します。
①「支援する側」から「運営する側」になれた
これまでの自分は、ずっとクラファンを支援する側でした。「この人を応援したい」「この商品やサービスが実現したら面白い」という気持ちで、いろんなプロジェクトを支援してきました。
それが今回、初めてプロジェクトオーナーとして運営側に回りました。
ページの作り方、リターンの設計、告知のタイミング、支援者とのやりとり——支援する立場では気づかなかったことが山ほどありました。大変だった分、「クラファンってこうやって作るのか」という学びが身につきました。
そしてもうひとつ、運営側になって初めて実感したことがあります。クラファンは信用との引き換えだということ。それは②でもう少し詳しくお話しします。
②自分の「信用の現在地」を知ることができた
ご自身で数多くのクラファンの成功をおさめたキングコングの西野亮廣さんが「クラウドファンディングは信用の換金だ」とおっしゃっていました。クラファンに挑戦する前からその言葉は知っていましたが、やってみて初めて、骨の髄まで実感しました。
7人の支援者のうち、5人は自分とご縁のある方々でした。推しのVTuberのコミュニティで一緒だった方、オンライン講座プラットフォーム「ストアカ」でお世話になっている方、高校時代の友人のご家族まで。
クラファンは支援者0で終わることも少なくないと聞きます。それでも7人が応援してくれたのは、リターンの内容や企画の面白さだけじゃなく、「この人なら応援したい」という気持ちがあってこそだと思っています。
リターンを買ってくださった方にも、壁打ちや相談という形で支えてくださった方にも、今でも本当に感謝しています。自分には思っていたよりも信用があって、人に恵まれているんだと気づけたのは、クラファンをやった一番の収穫かもしれません。



数より質だと思っています。一人ひとりの顔が見える支援は、本当に心に刺さりました
③「今やりたいこと」を、本当に叶えられた
クラファンがなければ、カタールには行けていなかったと思います。
「コーヒーのために中東へ行く」は、自分一人では踏み切れない夢でした。でも「支援してくれる人がいるなら行く」という仕組みを作ることで、背中を押してもらえました。
JALのドーハ線に乗ったのですが、エコノミークラスなのに座席がプレミアムエコノミー仕様というちょっとラッキーな空の旅でした。手数料を引いた支援金は約3万円ほど。円安・物価高の影響もありましたが、カタールで飲んだアラビックコーヒー、爽やかなミントジュース、現地の日本料理まで楽しめました。
そしてこれを書いている今、中東情勢の悪化により、カタールを含む中東地域には外務省から渡航中止勧告が出ています。JALも欠航している状況です。
もし航空券を買わず、クラファンをしていなかったら——きっと今でも「いつか行こう」と思ったまま、夢のままでいたかもしれません。あのタイミングで動いて、本当によかったです。「今できることは、今やる」という教訓を、カタールの空が教えてくれた気がしています。
よくある質問
クラウドファンディングは発達障害の人に向いていますか?
一概には言えませんが、相性の良し悪しはあります。「毎日発信し続ける」「体調に関わらず動き続ける」が求められるため、体調の波が大きい方には負担になることがあります。一方で「期限付き・テーマ特化」というわかりやすい構造は、ADHDの集中力にはまることもあります。準備期間をしっかり確保し、体調が悪くても最低限動ける設計にしておくことが大切だと感じました。
クラファンは本当に「信用との引き換え」ですか?
実際にやってみてそう実感しました。支援してくれた方のほとんどが、以前からつながりがあった方々でした。SNSのフォロワー数やいいね数ではなく、「この人を応援したい」という気持ちが動くお金だと思っています。まず人とのつながりを大切にすることが、クラファン成功の土台になるのかもしれません。
All-in方式とAll-or-nothing方式、どちらが初心者に向いていますか?
目標を達成できなくても支援金を受け取れる「All-in方式」のほうが、初挑戦には心理的なハードルが低いと思います。ただし、リターンの履行義務は残ります。どちらを選ぶにしても「最悪の状態の自分でも届けられるリターン」を設計しておくことが最重要です。
クラファンの準備にはどのくらいの期間が必要ですか?
プロジェクト公開前に、最低でも1〜2ヶ月の準備期間が必要だと感じました。リサーチ、本文作成、リターン設計、告知の準備などといった工程は突貫工事では無理がありました。特に発達障害の方は「思ったより時間がかかる」ことを前提に、ゆとりのあるスケジュールを組むことをおすすめします。
まとめ:後悔も学びも、全部「やってみた」から得られたもの
後悔した3つと、やってよかった3つ。どちらも本音です。
- 体調の波を前提にした設計をする
- リターンは「最悪の自分でも届けられるもの」に絞る
- 準備には時間がかかる——だから早めに動く
そして、うまくいかなかった部分があっても、得られるものはあります。運営する側になって初めてわかる学び、信用の現在地、そして夢が叶う実感。
「いつかやろう」はいつまでも「いつか」のままになりやすいです。特に発達障害やグレーゾーンの方は、「体調の波」「準備にかかる時間」「行動するまでのハードル」を最初から織り込んで設計してみてください。それができれば、クラファンはやる価値がある挑戦だと思っています。
次にクラファンに挑戦するときは、今回の経験を全部活かしてバージョンアップしていきます。もしあなたもクラファンを考えているなら、ぜひこの記事の失敗談を反面教師にしてください。うまくいったとき、ぜひ教えてほしいです。

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